正確に弾くことをやめました

2015年9月から始めたピアノ初心者(♂)です。大人がゼロからピアノを始めた記録です。レッスンに通っています。
2017/12/28(木)
今年になってから始めたことの一つに、「正確に弾くことをやめる」というのがあります。


楽譜通りに弾かないということではなく、「間違わないように・正しく弾く」ということを第一目的・意識の中心においてしまうと、ただ弾いてるだけ、音を並べただけの、なんだかツマラナイ演奏になるのでは?と思ったのです。
レッスンでの先生の反応も悪いですしね(^^;

正確に弾けるかどうかは自分の練習段階で終わらせておくことだと考えました。
その上でミスするなら自分の実力だし、プロでもミスすると考えると、もう、ミスは起こっても仕方がないのだと悟り、仮にミスしても驚いたり焦ったりしなくなって、余裕が出ます。

演奏する時はとにかく集中して、正しく間違いなくという意識は度外視し、音楽をよく感じて弾くことを目指しています。
そう強く意識している時は、たとえミスが出ても、流れを止めたくないから、うまくリカバリーしたり突き進むことができる気がしています。
というか、かえってミスしにくくなるのですよね。不思議。



そう考えるに至った根拠はいくつかあるので、ちょっと書き出してみます。



●理由その1

ピアコツからの影響でもあります。
力みを取るという、いわゆる「脱力」のコツの一つでもあるのかもしれません。
心の問題にからんでくる、深いテーマにも思えます。


> ノーミスにこだわると大切なものを失う

> 歌を感じると、気持ちが和み、身体の余分な力が抜けていきます。指をどう動かすのかだけに意識を集中していると、身体の調子のいい時は弾けるが、悪い時は弾けないという波も起こりがちになります。音楽へ気持ちをシフトして弾く習慣をつけていくほうが、指もずっと安定してきます。


●理由その2

脳の仕組みによるもの。

古屋教授の著作・論文を読んでいくと、人間の脳は極めて正確に動作を再現しようとしていても、あえて・わざとミスを混入してくる性質があるらしいのです。
どうやら、進化の過程で、たまに正しいルーチンから少し外れた動きをしてしまうことが、何か新しい発見につながるなど、たまに間違うことが、生物学的・生き残り戦略的には有利であったとされているようなのです。
ピアノ演奏では、困った脳の働きですが、遺伝子がそうさせるなら受け入れるしかありません。
あきらめましょう( ´Д`)



●理由その3

ピアニストでもミスしているらしい。

聞いててぜんぜん分からないですが。。。


※ピアニストはミスする直前に察知して、その1音をわざと音量を少なくしたりして、最小限の被害に収める能力があるそうです。




●理由その4

自分からみて、技術レベルがかなり下の曲や、猛練習した曲でない限り、ノーミスは不可能らしいのです。

http://www.happypianist.biz/music/miss-3-01.htm

>【曲全体を ミスなくパーフェクト】
> 初級 … 真面目に練習 すれば、狙ってとれる
> 中級 … 猛練習 すれば、とれることもある (発表会など)
> 上級 … 猛練習 をしても、滅多にとれない (発表会でも)


ノーミスの録音をアップしようとするのは、かなり難しいことだというのが察せられますね。



●理由その5

そう弾いた方が喜ばれるから。
もしかしたら、これが一番かもしれません。

音楽を感じて弾くことを最も重視していると、聴いてくれた方の反応がぜんぜん違います。なんだか喜ばれたりとかします。
プロの音楽家にも伝わるようで、夏のコンクールの時にもそんな弾き方をしてましたら、賞をもらえたりとかしました。




最後に、私と同じことを考えておられる方を見つけて、共感しています。

名演奏のマニュアル の21から
http://nmayc.la.coocan.jp/manyual/meiennsou/index.htm


> 生徒は、演奏上の記号に従い、それを忠実に演奏する事に全ての情熱を向けてしまい、本来作曲家が伝えようとするメッセージに興味を示さない、あるいはそれは才能がさせる物と勘違いをしてしまう。


ピアノ学習者が「正確に弾こう」とするだけの演奏になるのは、実はありがちなのかもしれません。
それは先生の責任でもあるとも思いますが、難しいところなのかもですね。

この記事へのコメント
とても共感でき、そして新しい発見もある記事でした。
音楽を感じて弾くことを最も重視していると、弾く人にも伝わり、喜ばれる。それは私も経験上実感してます。
もっとも だから多少はミスしてもいいと言ってもそこは程度もんで、私の場合はあまりにミスタッチが多いので、もうちょっと確実性がほしいとこですが。

>ピアニストはミスする直前に察知して、その1音をわざと音量を少なくしたりして、最小限の被害に収める能力があるそうです。
⇨これ、めっちゃ気になります〜
そういう能力私もほしいなあ❤︎
努力で身につくものでしょうかね?
2017/12/29(金) 11:40 | URL | 私はタワシ #5eVrhZok[ 編集]
> とても共感でき、そして新しい発見もある記事でした。
> 音楽を感じて弾くことを最も重視していると、弾く人にも伝わり、喜ばれる。それは私も経験上実感してます。
> もっとも だから多少はミスしてもいいと言ってもそこは程度もんで、私の場合はあまりにミスタッチが多いので、もうちょっと確実性がほしいとこですが。

タワシさんの生演奏を聴いたときに、歌心のある弾き方とすぐに思いましたよ!
以前にも言及しましたが「脳内熱唱タイプ」ですよねー。私もたぶんそうです(^^;

細かいミスタッチは弾いている側には明確に分かってしまうのですよね。聴いている方にはほとんど分からなかったりするのですが…


> >ピアニストはミスする直前に察知して、その1音をわざと音量を少なくしたりして、最小限の被害に収める能力があるそうです。
> ⇨これ、めっちゃ気になります〜
> そういう能力私もほしいなあ❤︎
> 努力で身につくものでしょうかね?

ピアニストが音を出す前に、ミスタッチであることを検知して対処してしまうとはすごいですよね!
どうすれば身に付くのかは分かりませんが、体任せの自動演奏のみでは成し得ないような気はします。
1音1音に対する意識、指先への意識が、深いものがあるのかもしれませんねー

別な本では、ミスした音を出してもそれを無視するのではなく、表現に生かしてしまう方法もあると、読んだことがあります。これはもはや、即興の能力の気が… (;゚Д゚)
しかし、できたらカッコいいですね~

2017/12/30(土) 19:19 | URL | けもネコ #-[ 編集]
ほうほうほう!

たしかに、間違わないようにって意識すると、ほんともうイライラが募ってしまうんですよねw

>演奏する時はとにかく集中して、正しく間違いなくという意識は度外視し、音楽をよく感じて弾くことを目指しています。
そう強く意識している時は、たとえミスが出ても、流れを止めたくないから、うまくリカバリーしたり突き進むことができる気がしています。
というか、かえってミスしにくくなるのですよね。不思議。

なるほど~!
力んでがっつきすぎると欲しいものは手に入らなくて、自然体になってはじめて・・・って、やっぱピアノでもそういうもんなんですねぇ~

>理由

ふむふむふむふむ!

特に理由2は衝撃でした!
敢えて、わざと、遺伝子レベルで、有利だから
ほぇ~~!!こりゃもうミスにも畏敬の念を感じるしかないですねw

自分の場合人前で弾くことはないですが、録音、撮影のときはいつも「い゛い゛い゛ーーーーっっ!!」ってなるんで、これは気が楽になる話でした!ありがとうございます!ちょっと今度から諦めてやってみますw
2018/01/12(金) 15:38 | URL | くだダヰナ #-[ 編集]
> たしかに、間違わないようにって意識すると、ほんともうイライラが募ってしまうんですよねw

間違わないようにと意識しすぎることが、かえって脳がそこに注意を向けすぎてしまって間違いを誘発しているという説もあるんですよね…


> なるほど~!
> 力んでがっつきすぎると欲しいものは手に入らなくて、自然体になってはじめて・・・って、やっぱピアノでもそういうもんなんですねぇ~

自然体というのは大事そうですね。見た目も上手そうに見えそうですし。


> 特に理由2は衝撃でした!
> 敢えて、わざと、遺伝子レベルで、有利だから
> ほぇ~~!!こりゃもうミスにも畏敬の念を感じるしかないですねw

記事でも書いた、ピアニストがミスを弾く直前に感知するという話ですが、ミスを完全に無くすのは難しいから、対処法を極めていった結果なのかもですね。


> 自分の場合人前で弾くことはないですが、録音、撮影のときはいつも「い゛い゛い゛ーーーーっっ!!」ってなるんで、これは気が楽になる話でした!ありがとうございます!ちょっと今度から諦めてやってみますw

録音は私も最初から開き直ってやっているので、あまり何度も録音し直したりはせずに、ちょっとはどこかにミスしたままです(^^;

2018/01/14(日) 16:40 | URL | けもネコ #-[ 編集]
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