大人のねこふんじゃった2017年07月

2015年9月から始めたピアノ初心者(♂)です。大人がゼロからピアノを始めた記録です。レッスンに通っています。
2017/07/26(水)
日曜はピアノ教室で、大人の生徒さん(中年?老年?)限定のプチ発表会でした。


昨年は私を含めて4人でしたが、今年は「あやおじさん」と女性の方が増えて6人でした。

たしか、昨年は雑誌に載せる写真撮影目的だったと思いますが、定例になるんですかね?


ちなみに、全員、大人になってからピアノを始めた人で、ピアノ歴も2ヶ月~5年とまちまちみたいです。
去年のメンバーが1人も欠けていないのもすごいです。

昨年弾かれたおそらく60代の生徒さんは、たしかご自分の演奏に納得できなくて、1年後の発表会で弾く曲をもう決めた!と言ってたそうです。同じ曲を1年間練習するという宣言ですね。
チャレンジ精神に敬服しますね。今年は安定の演奏をされていました。


私はいつものラピュタを弾きました。この曲はなぜか、どの世代の人にも喜ばれるし、いつでもどこでも暗譜で弾けるので…
いつもはこの曲を弾くと、ダークブルーな景色が頭の中に浮かんで来るのですが、この日は淡い青色でした。
あまり集中していなかったのかな?

あやおじさんはジャズを弾いて驚かれていました(^^


来年は、日本の歌謡曲にしようかな~
ポピュラー曲って、ちょっと聞き栄えするアレンジだと、左手が恐ろしく難しかったり、多声だったり、コードが複雑だったりとなかなか手ごわいんですよね。
いいアレンジが見つかれば…

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2017/07/24(月)
コンクール前の、とある日、夜の小学校でグランドピアノで練習をしておりました。

指の練習は家の電子ピアノでできるので、生ピアノを借りている時は曲練習というよりも、ペダルや響きなど、耳をメインに使う方向で練習しています。
あとは、音量の範囲や音色などタッチによってピアノのポテンシャルをどこまできれいに引き出せるか、確認してみたりとか。
これらは電子ピアノでは難しいですからね。


飽きてくると、雰囲気を変える 遊び 練習 に切り替えたりします。
テンポや抑揚や間を、そこのピアノや気分で微妙に変えます。
どこをどのように、どのくらい変化させるかは、曲に入りこんで感覚で。。。
だいたい、感傷的な方向へ変化させることが多いかもですが。。。

「雰囲気変え即興遊び」と自分では呼んでいます (^^;
(人前演奏時には、やりすぎを自重してますw)

感情の変化を自分で聞いて味わうのですが、もっといい表現を見つけたり、飽きた曲でも新鮮な感じになったりして、面白いのです(^^

これをやっていると、曲の全体のテンションの流れやバランスが明確になる気がしています。
曲に隠されたメッセージも見つかったりして、これもうれしいのですよね。


そんな感じで時間がきたので帰ろうとすると、管理人室につながるドアが開いてました(たぶんずっと)
今回の小学校の音楽室は管理人室のすぐ前なので、丸聞こえだったかも。。。

( ´Д`) ハズカシイ...


しかし、帰り際には管理人さんから「癒されます~」と言っていただけました。
(;゚Д゚) マジデ!?


渚のアデリーヌ、エリーゼのために、キャサリン・ロリン系、久石譲系ばかり弾いてたのですが、ロマンティックな箇所はとことん甘く、悲しげな箇所はとことん感傷的にとか、そんなことばかり試してたので、もともとテーマの分かりやすい曲をさらにストレートに伝えるような演奏になってたのかもです。

2017/07/11(火)
ピアノ生命を奪う難病、フォーカルジストニアという病気について興味を持ったので、読んでみました。

作者の方は、エリート教育を受けてきたわけではないのですが、15歳からピアノを始めて音大合格、アメリカの大ピアニストにスカウトされ、ニューヨークでプロデビューと、すごい経歴です。
信じられないような猛烈な努力と意欲で、周りからは不可能と言われたことを成し遂げていきます。

難病になって医者からはもうピアノは弾けないとされましたが、それを何年もかけて克服し、再びピアニストとして活動されています。

様々な無茶っぷりや、愛されそうなキャラクターでピアノ愛を赤裸々に語る姿は、読んでて面白いです。
※強盗に家に押し入られたのに、仲良くなって何も盗られず、家の修理までしてもらうというエピソードはこの本には未掲載ですが…




ピアノを学習している立場で読むと、いろいろな点に示唆される所がありました。
初心者にもおすすめな上達法、なぜ日本のピアニストは海外で活躍できないのか、芸術の本場ではどのような表現が求められているのか、危険な練習とは、派手な速い曲を否定されゆっくりな曲を叩き込まれた理由とは、等々。


ジストニアから奇跡的に回復し、7本の指がなんとか使えるようになるのですが、その過程で、難しいことはできなくなったけど、その代わりに美しい音色を作れることに気が付いて努力し、病気を隠して行なったコンサートで、ゆっくりな曲で絶賛されたというエピソードに胸を打たれました。



ご本人はニューヨーク在住ですし、YouTubeで少し演奏が見れる程度でガマンしていましたが、7月20日に札幌でコンサートをやるという情報を偶然キャッチし、さっそくチケットを取りましたよ w(´∀`*)w

NHKの特集番組で何度か取り上げられたそうですが、TVでやったからとか、障がい者だからすごいとか、そんなことで評価をかさ上げする考えは私にはありませんが、難しい曲は弾けなくなったとしても、巨匠に言われたという「何か訴えるものがある」そんな演奏を感じられたらなと思っています。

本の最後の方に書いてあった金髪の恩師の幽霊は見えるかしら?(いやマジで

2017/07/07(金)
●事前準備

 コンクールの前の週は、会社の帰りや前日に小学校のグランドピアノを借りて練習しました。平日でも空きがぜんぜん無くて、ずいぶん遠くの行ったことの無い小学校で弾いたりとか。。。

 6月のピアノサークルで弾いたときに、ミスタッチをけっこうしてしまったので、自分では余裕で弾けるつもりなのですが、あえてかなりゆっくりな練習とか、右手を歌って左手だけで弾くとか、音名暗譜のやり直しとか、そんなことをやっていました。
 暗譜の強化のためにやったのですが、同時に細かなバランスや流れ・響きの再調整ができたので、新たな発見があってよかったかもしれません。
 インテンポの通し練習は楽しいけどあまり意味がないと聞いたことがあるので、それはほとんどしませんでした。確認に1日1~2回程度で。

 ちなみに、前日夜、家で練習してたら大地震が起きてびっくりしましたよ(;゚Д゚)
 また地震が起きて電気やガスの供給とか止まったらイヤなので、さっさとお風呂に入って寝ました.zZZ



●当日の心構え

 演奏を聴いてくださる方への敬意というのも、ピアノろまん先生がいつもブログで言われているように、意識してみました。
 審査員であっても一人の聴衆であり、いい音楽に出会いたがっているとどこかの審査コメントで読んだことがあります。
 それを考えると、舞台に出る時には聴いてくれる全ての人に対して「一緒に楽しもう!」という気持ちで笑顔にしたいですし、演奏後のお辞儀では「聴いてくれてありがとう!」という気持ちで、笑顔で応えるべきでしょうと思って、やってみました。
 男性の出演者でそれをやっているのは私だけのようでしたので、いいのか悪いのかは分かりませんが…



 演奏は伸び伸びと楽しむ意識で行ないました。演奏者が楽しんで感動していなければ、聴いている人も楽しめないし伝わらないと、音楽家が異口同音に述べていますから。
 なにしろ曲目がツェルニーとアニソンとキャサリンですし(汗

 しかしながら、曲を丁寧に細かく作りこんで再現するだけでは「計算ずくの優等生みたいな演奏」と言われてしまうし(去年の私)、曲に没頭すれば「感情過多の陶酔プレイ」になってしまいそうで、どちらに偏りすぎてもだめなのでしょうけど、両方の要素がないと聴いてる人を楽しませることはできないと思うんですよね。
 この矛盾する要素のバランスをとりながら、正解のない、永遠に完成の無いものを目指すから、芸術なのでしょうか。
 演奏はほぼミスなく、でも表現はいつもより少し濃く、まとめました。緊張は感じつつもベストに近い演奏ができたのではないのかなと。もしかしたら今までで一番いい演奏ができたかも。。。
 審査コメントには2曲目と3曲目は美しい演奏でしたと書いてあったので、美しく・なおかつ意思が伝わる演奏になったようです。


●他者の演奏を聞いて

 朝一から来てるし、出番が終わったからさっさと帰るというのも、出演する人に失礼かなと思ったので、最後まで聴いてました。とはいえ、私のように最初から最後までいた人は、数名だったかと思います。
 一人で来てるし、暇人と思われたかな。。。(うちの奥さんは病気で来れなかったのです。残念がっておりましたが


 古典派の曲目を入れるという出場条件をクリアするために、「エリーゼのために」をプログラムに入れる人がけっこういるのでは?と思ったのですが、そうでもなかったです。

 1人だけ、感動的な「エリーゼのために」を弾く人がいました。YouTubeでいろいろなプロの音楽家のエリーゼを聞いたことがあるのですが、それに匹敵する鳥肌物の演奏でした。
 ちなみにその方は男性で、もう1曲、ラフマニノフの難しそうな迫力のある曲を弾いて優勝されていました(゚Д゚)


 上位数名の方は、お名前をネットで検索すると、受賞歴とか特集記事に載ってたりとか、そんな情報が出てきます。みなさん、コンテスターなのですね(^^;

 高齢な方も出ていらして、本当にピアノが好きで、ずっと弾き続けてきたんだなと思いました。
 (私以外の特別参加賞を受賞された方の中には、かなり年齢が上の人もおられました)


 中には、途中で暗譜が分からなくなって音を探す人とか、たくさんミスしながらも一生懸命弾いてる感じの人もいましたが、それはそれで「がんばれー」という思いで、心の中で声援を送らせてもらいました。
 そういう演奏は、コンクールとしての評価は落ちるのかもしれないですが、人間味やチャレンジ精神を感じて、応援したくなります。

 言葉は交わさなくても、よい演奏会という物は、奏者と聴衆の双方で作り上げるものだと思うのですよね。

2017/07/03(月)
日曜はピアノコンクールに出てきましたよ。
外国製高級ピアノの専門店、井関楽器のコンクールです。
賞金総額100万円、賞も10名まで用意してあるとあって、参加者数がすごく多く、48組も出場者がいました。

出場条件は40歳以上、ピアノ演奏で報酬を得ていない(アマチュア)、10分以内なら曲数は自由、ただし全部暗譜、古典派(ベートーヴェン、モーツァルト等)の曲を1曲は含めること、となっていました。
「初心者から出ていいそうだから、出てみませんか」と年頭に先生に勧められたので参加することにしていました。

170703iseki.jpg


当日、私の出番はなんと、朝2番目!
早々に出番を終えて、あとは人の演奏を聞くだけなので、そのへんは気が楽だったかもです。
出番前にやってきて、最後の結果発表にまた来るパターンの人が多かったようですが、私は全部聞いてましたよ。朝9時から夜7時半くらいまでw
さすがに疲れましたが、審査員の方も同じですからねー


参加者は8割が女性で、自己紹介の作文が全員分プログラムに載っているのですが、幼少期からピアノをやっている方が多かったですし、ピアノへの思い入れも皆さんすごいです。
音楽科を出た方も多いし、元ピアノ教師もいましたし、プロと思われる人もいました。名前で検索するとコンサート情報が出てきた… (そのプロと思われる方でも優勝はしなかったのが興味深いです。3位だったかな?)

演奏曲は95%以上がクラシックでした。
ベートーヴェンのピアノソナタを弾く人が圧倒的に多く、曲は速いし長いし、音符が多いし、一番後ろで聞いてたのに皆さんとても大音量で弾いてて迫力あるしで、すごかったです。
スタインウェイのコンサートグランドですから、小さな音から大音量まで自在ですよね。
悲愴第3楽章が最も多かったかな?
そんな曲を何曲も暗譜でバリっと弾く人ばかりですよ。

どうも、私は完全に場違いな所に来たようです。
( ´Д`) カエリタイ…






そして夜8時半ころに結果発表。審査にけっこう時間がかかったみたいです。
1日中、スタインウェイの音色を聞けたし、素晴らしい演奏にも出会えたしで、疲れたけどよかったよかったと思い、受賞者の名前をメモし始めていたのですが。。。 私の名前が載ってる!?

((((;゚Д゚))))エエェェェェ

(つд⊂)ゴシゴシゴシ (;゚Д゚)


上位4名が入賞し、5位以降が特別参加賞だそうで、その中の「いい感じですね賞」をいただきました。
しかも賞金(けっこう高額)まで… ありがとうございます。

審査員の方がこの分りにくい賞w の意味を説明してましたが、「最も演奏がズンと心に響いた人の賞」だそうです。この賞は全員一致ですぐに決まったとか。

170703piakon.jpg




私の場合は難しいクラシックなんか弾けないので、もう開き直って、とにかく楽しんでのびのび弾くことと、聴いて心地よい演奏を追及して自分らしく表現することを目指しました。

「ド緊張」で指が震えるくらいの中ですが、ほとんどミスはしなかったですし、演奏内容も今までにない深みでできたような気がします。
そういえば、金曜は有給を取ってピアノの先生のコンサートに行って、スタインウェイの生の響きに浴してきたので、それが耳にいい影響を与えたのもあるかも。



ちなみに演奏曲はこの3曲でした。
(参加者全員・全曲に講評が付きます)

①ツェルニー100番練習曲の5番

 これでも古典なので、参加条件を満たしています。
 ペダルを使わない曲なので、レガートと音の切り方に神経を使いました。ていうかレッスンで矯正されましたw
 意外にも音色がきれいだと誉められました(審査員2人ともから)
 この曲は主旋律に同音連打が多く、楽譜の運指は同じ指なのですが、音が切れないでピアノらしく弾くには、難しいけども同音指換えが理想なので、その弾き方に運指を直しました。
 そのために鍵盤をやや滑らせる斜めタッチを使っているのですが、そのタッチで音色がきれいに聞こえたのかもです。
 ていうか、ホールの奥から単音の音色を聞き取って評価対象にするとは、おそるべし審査員の耳…


②Innocent (天空の城ラピュタのオープニング)

 原曲は最初がピアノで中盤から壮大なオーケストラなのですが、映画を見て以来、何度も繰り返し聞いては感動していますんで、思い入れもハンパないです。
 曲はとにかくとことん緻密に作りこんだ上で、静と動の対比をドラマチックに、かつ繊細に弾きました。
 力強い箇所は計算ずくではなく、その場の雰囲気や響きで違う弾き方にはしています(なぜか自分の中で抑制が入る)
 曲の構成と音色とキャラクター表現がよかったらしいです。
 あとは響きをちゃんと聴いて弾いている様子がよかったとか(そんな所も見てるんだ!(゚Д゚) )


③愛のテーマ(キャサリン・ロリン)

 ロマンティックに、両手ともいつもよりも、余裕をもってたっぷりの表現で弾きました。
 レッスンが終わってから1年半も弾き続けていますが、少しずつ自分でアイデアを入れてだいぶ表現は変わったかも。
 聴いて心地よい表現と、魅きこまれるように深みが変化する流れを研究して、ストーリーを作りました。
 これもキャラクター表現がよかったと書いてあり。


ピアコツの角聖子氏や、ピアノろまん先生が常々、難易度の追求ではなく、心に届く演奏が最も重要で音楽の本質であるとおっしゃっており、私もそれを目指してましたので、その点が評価されたのがうれしいですね。

ピアノの先生と、練習に付き合ってくださった皆様に感謝します m(_ _)m


(akaneさんが予告していたように、次の練習会の二次会は私のおごりになるという流れなのですね?w)

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