ピアノ奏法

2015年9月から始めたピアノ初心者(♂)です。大人がゼロからピアノを始めた記録です。レッスンに通っています。
2017/10/16(月)
ピアノを演奏するためには、握力を鍛える必要があるとかないとか、いろいろな意見がありますよね。
どうやら積極的に握力の筋トレはしない方がいいようなのです。
グランドピアノの重い鍵盤を弾きこなしていく中で、自然に鍛えられる程度でいいのかなと。

上智大学の古屋晋一准教授が世界で始めて、音楽家の高速な手指の動きの働きを発見したそうです。(2015年10月)
以下に論文の概要が載っています。
高速にピアノが弾ける人ほど、握力が弱く・指の動きが速く・二の腕の筋肉が強いそうです。
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2015/10/globalnews_1652/20151027press?kind=0&target=press



「二の腕の筋肉が強い」ということは上腕三等筋ですね。
前腕を押し下げる筋肉は強い方がいいようです。


古屋晋一准教授の著書によると、プロのピアニストは打鍵時に上腕ニ等筋を緩める動作が見受けられたそうです。
重力を活用して前腕を落とす動きなのですね。いわゆる脱力?重力奏法?
ただし、スピードや音量が増すと上腕三等筋を積極的に使わないといけなくなるので、力を抜く場合と入れる場合があるようです。
強弱で奏法が変わることを意味していそうです。




プロは省エネで効率のいい筋肉の制御を行なっていて、しかもそれが速さにつながっているということになるのですね。

興味のある方は、上智大学のリンク先にある長文の英語論文を翻訳してみると、さらに詳しく解説されているので、読んでみると面白いと思います。

その中で興味深かった箇所は、

握力が強いと打鍵が遅くなる原因は、強い筋肉の剛性が指の精密な動作を阻害しているようである。

上腕三等筋を鍛えると演奏能力が向上する可能性があるので、試してみてはどうか。

という部分でしょうか。


これらの研究結果は画期的なことだと思いますが、24名の卓越したピアニストを解析した結果論であって、それらを踏まえてどのような学習・トレーニングが最適なのかは、これから試されていくようになるのかもですね。(研究を支援したヤマハにがんばってもらわないと…)


ちなみに、私の握力は人並みか、あまりない方かも…
握力を鍛えずに上腕三等筋を鍛えてみようかなと思うのですが、ダンベルを使うと握力も上がってしまうので、いい方法はないかなーと考え中です。


スポンサーサイト
2017/10/03(火)
ピアノのレッスンに通い始めて、最初のうちは「もっと歌って」と言われましたが、そういえば、いつの間にか言われなくなりました。

実は頭の中では最初から歌っているので、だんだんと技術が付いてきたら、あとはそのまま演奏に反映できているのかもしれません。


作曲家&ピアノの先生のブログに、興味深い記事がありました。

楽器の演奏で「歌う」とは?
http://lessonblog.sonoragarden.com/?p=107#more-107
※リンク先ですが、見るだけなら問題ないですが、別な記事リンクをクリックすると、MicroSoft系ブラウザではサポート詐欺の広告ポップアップが出るので、ご注意を。(Chromeでも出るみたいです)
Firefoxでは問題なかったですが、 リンクタグは消しておきました(2017/10/4)


アンチMSなので、私は遭遇しませんでしたが、世界的に大流行しているようですね… 日本人もかなり引っかかっているみたいです。参考情報↓
【詐欺】Windowsセキュリティ重要な警告の消し方 アンチウイルスサービスでエラー!?
https://blogs.yahoo.co.jp/fireflyframer/34177559.html




本題に戻ります(^^;

> 歌詞がなくて、メロディーを歌う時、どうやって歌いますか?

> 「らーららー」とか「タラッタラー」とか
> いわゆる、オノマトペ(擬声語)を使いますね。

> このオノマトペ的歌は、音楽フレーズのつながりや、長さ短さ、
> 強さ弱さ、 固さ柔らかさ、ニュアンス、温度、明暗、勢い、喜怒哀楽・・・など
> 音楽のエネルギー状態をそのまま表わします。


ほぅほぅ(゚Д゚)
みんなそう歌っているのですね??

私は音名で歌う人ですが、上記のような音楽のエネルギーも大いに含んでいます (≒熱唱)

オノマトペ(擬声語)って言葉は初めて聞きましたけど、子供とかそういう風に口ずさみますよね。



> だから、楽器の演奏者は
> 口には出さなくても、そんなふうな歌を心の中で本当に歌っています。
> それが「歌う」ということです。

> 実際、演奏をする時、
> 心の中でそのフレーズをどういう発音でどう歌っているかによって、
> 出てくる音はその通りに変わってきます。

なるほどー 〆(・ェ・o)メモメモ

頭の中での歌い方なんて、先生からは教わらないし、聞いたこともないので、ここは我流でやっていましたが、案外、正しかったのかもしれないです。


私の場合は、楽譜に書けないレベルの微細な間やテンポの変化を、頭の中の楽譜で再現しているのですが、そこに音色のイメージも加えると、もっと表現がよくなるのかもしれないと思いました。
ていうか、生ピアノでの探求が必要ですが(^^;

2017/09/13(水)
ピアノの先生レベルの人でも、脱力を模索していたり、アレクサンダー・テクニーク等でもっと楽に弾ける方法に気付いたりしていると知り、興味を持ちました。

アレクサンダー・テクニークというのは、整体のように何かを体に施すのではなく、ものすごく簡単に言うと、「学び方を学ぶ」ものらしいです。
「気付き」によって、自分で悪いクセを直していくという考えが基本で、結果的に演奏に役立つことが多いために、海外では音楽学校の授業に組み込んで、基礎として学んでいるところもあるとか。
誤った知識や思い込みを修正して不自由さから解放し、自分で知り・感じ・発見し・改善する、という感性を高める効果があるようです。
体の使い方だけではなく、心の問題のコントロールにも関係するみたいで、生活一般にも役に立ちそうです。

何冊か本を読んだことがありますが、なかなかに難しかったのですよね。
これは実際に体験する方が早いだろう!と思いました。



レッスンを受ける機会があったので、体験してきましたよ (お高いですが…)

講師の方はピアノの専門家ではありません。
だれでも受けられる、体の楽な使い方を学ぶというものでしたが、受講者は、体を使う表現者演奏家の方が多いみたいです。
指導者向けのレッスンコースというのもあるみたいですけどね。
私は一般向けで受けました。


まずは、テキストで学習。人体標本みたいなものが載っています。
そして、体の動きとイメージを組み合わせたような、レッスンをしました。
即効性のある体験とかもあって、面白かったです。

真っ直ぐに立って、体をチェックされた時、「左利き」ですか?と聞かれました。
私は右利きなのですが、十数年前に利き手変更したので、ほぼ左利き生活なのです!
体のクセや筋肉の具合から、左腕をメインに使っているとすぐに見抜いたのですね。恐るべしです。

ピアノもあったので、体の中のイメージのあるなしで、演奏がどう変わるかもやりました。


実際に体感して思ったのは、人間は腕の上げ下ろし程度の何気ない日常の動作であっても、すごくムダな力の使い方をしていることが多く、力を入れたい方向と逆の妨げる筋肉も発動させてしまっているのではないかということです。
これを講師による強いイメージ力と、体に触れてイメージを助けることで、その場で体験させられるので、説得力抜群です。
おそらく「ピアノ演奏時の脱力」に深く関係があるでしょうし、演奏全般の助けになるのではないかと思いました。


このレッスンをきっかけに、積ん読になっていたアレクサンダーテクニークの本の意味が分りやすくなったので、理解が進みそうです(^^;

2017/09/06(水)
【発端】

5月頃からでしょうか、右手の親指が痛くなり始めました。
ピアノを弾くのにはほとんど支障がないのですが、つかむ・握る動作で痛みがあります。

ピアノは筋力で無理やり弾かない、指だけで弾かない、脱力して楽に弾く、電子ピアノは鍵盤の底が固いのでほどほどに、ということは様々な本で言われているので、最初から気をつけてはいたのですけどね。

会社の引越しで梱包や重量物の運搬をしたので、手を傷めた可能性があります。

なかなか良くならないので、手の専門の病院へ行きましたが、加齢と使いすぎと関節の柔らかさが原因ですと。
特に治療法とかはないということでした( ´Д`) ソンナ…


しかしながら、大人ならではの自己診断によって、原因と対策を考えました。


この本がかなり役に立ちました。




【観察して分かった、悪い原因】( ´Д`)

(1)親指がマムシ

 ピアノを弾いている時、よく観察すると右手親指の第2関節が逆方向にへこんでいる場合があるのを発見しました。
 妖怪人間みたいな、気持ち悪いカタチ! ( ´Д`)
 主に、親指が黒鍵にいく場合や、力が入ってしまった時になっているようです。マムシ方向に力が入ると痛みがあるので分かります。

 あと、ビンのフタを開ける場合など、日常生活でも注意深く観察すると、力を入れると親指がマムシになっているのが分かりました。ヤバっ…


(2)力み

 練習中に鍵盤に手を置いただけでも、親指にやたら力が入っている時があるのを発見しました。
 疲れているとなるみたい?

 あとは保持音で鍵盤を押さえつけるクセ、初見や慣れない曲を無理に弾いている場合にも力が入っているようです。


(3)親指主導

 前腕のミス・マッピングから来ているクセらしいです。その結果、親指主導という悪いクセになっているピアノ弾きは多いみたいです。おそらく私もこれです!

 ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと P94より

 前腕の回転を適切にマッピングすることは、ピアニストには絶対に欠かせません。前腕の回転をミス・マップして、いつも筋肉を緊張させながら前腕を回転させていたら、そのピアニストには悲惨な結果が待ち受けています。

 前腕の回転の不適切なマッピングが、動きにくさや、痛み、炎症の主な原因となっています(これは他の楽器の演奏家やコンピューターを使う人、執筆業の人にもあてはまります)
 ((((;゚Д゚))))


(4)親指の硬さ

 ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと P109より

 よく動くMCP関節というのは、通常、CMC関節の動きが不足しているのを埋め合わせようとして動いているのです。この場合、親指の中手骨の周りを囲む筋肉が緊張して力んでしまい、たいていは前腕全体に緊張が広がっていきます。

 親指のこのミス・マッピングと緊張は、炎症を引き起こす可能性が高いのです。したがって、親指は2本の骨から成るという誤ったイメージで親指を動かそうとしているピアニストは、ただちにそのマップを訂正し、親指の3つの骨すべてをCMC関節から自由に動かす習慣をつけなければなりません。


たしかに、右手は器用な替わりに、手首のあたりにある親指の第3関節の動きが悪かったです。



【対策】(・∀・)

(1)正しいボディマッピング

 前腕のマッピングを訂正すると、弾きやすさが倍増しました。
 ボディマッピング、おそるべし!


(2)親指の脱力

 親指付け根を実感&脱力チェックしよう(動画つき)
 http://withpiano.exblog.jp/18998186/

 このエクササイズをやると、親指の動きがするするになります。

 親指の付け根の筋肉をマッサージしてほぐすのも、効果がありました。なにしろ気持ちがいいです。
 仕事で一日中PCを使うので、日中も親指のコリに注意を払っています。


(3)親指主導をやめる (小指主導へ変える)

 これは絶対必須ですね。ピアノ生命を絶つ危険性がありますものね。
 ピアノに限らず日常から気をつけたいです。


(4)親指のマムシ退治

 常に意識して気をつければ、直るという話なので、気をつけています。


(5)日常生活のよくないクセをやめる

 親指に負担をかけるクセをやめる方法。悩んでいる人は多いのですね。
 http://ne-stra.jp/1756.html

 親指でスマホを操作するのも、負担を蓄積する行為らしいので、やめました。


(6)ゆっくり練習を基本とする

 慣れない曲をスピードを上げて弾こうとすると、力が入るので、それはなるべく避けることに。
 ゆっくり練習した方が記憶に残るし、色々な物を感じ取れる気がします。
 ピアノの練習の奥義は、ゆっくり練習だというピアニストが何人もいますしね。
 西川悟平さんの著書では、師匠がラフマニノフから教わった効果的な練習法が、ゆっくり練習らしきことが書いてありました。

 インテンポで弾くのは、最後の確認と遊び弾きだけにしようかな (^^;



これらに気をつけながらピアノは弾き続けていますが、親指は確実によくなってきました。



身体構造の正しい理解、悪いクセに気づいて力みを取る、ということが根底にあるわけですが、実はアレクサンダーテクニークの基本なのですね。
これはピアノ演奏において重要な基礎となる可能性があると思うのです。そのようなピアノの先生のブログを以前から読んでいて、今回の親指の件をきっかけに決心しました。


そして、ついに私はアレクサンダーテクニークの門をたたくべく、専門家のレッスンを受けることになるのでした。

続く。。。

2017/08/29(火)
新・ピアノ弾きの休憩室 ピアノ練習のヒントより、
ペダリングについて(1)
http://www.masahiro-kawakami.com/blog/index.php?e=170


> 楽譜に書いてある「ペダリング」はどうかと言えば、これはほとんど使いものにならないと考えて良いでしょう。ペダリングというものは、本来楽譜に書けるものではないと考えるべきです。これを取り違えている人もけっこう多いのです


> ペダルがとても重要な位置を占める作曲家、例えばドビュッシーやラヴェルの楽譜にはペダルの記号など書いてないのです


「エリーゼのために」であっても、楽譜の数だけペダルの指示の種類があると言ってもいいくらい、細かく違いますよね。

初中級以上(含む)のポピュラー曲の楽譜だと、指番号もペダル記号も書いてない楽譜が多い気がします。
自分で考えて決めていきなさいということなのでしょうね。

キャサリン・ロリンの「悲歌」は、ペダルは最初の方にしか書いてなく、それ以降は simile となっています。
この曲に着手したのはピアノ歴が数ヶ月の頃でしたので、初級者向けっぽいのに何て不親切な楽譜なんだ!と思ったりしましたが、響きで判断しなさいという、ピアノ教師でもある作曲者の考えだったのかもですね。
このバスの音を数小節に渡って引っぱる音形はクラシック曲では典型的なパターンだと知りましたが、久石譲やクレイダーマンの曲をやる際にも役立ちました!


> これは一度練習したらすぐに身に付くものではなく、常にいろいろ試したりしながら曲とともに一段ずつ技術が上がっていくものですから、いつも意識して練習することが大切です。そうしていくうちに、次第にセンスの良い耳になっていくし、ペダルの技術もついていくことでしょう。

> ペダリングというものは奥が深いので、習得に何年もかかる技の一つといえるでしょう

試行錯誤しながらペダル曲を仕上げていけば、耳のセンスがよくなるのですね!
そういえば、レッスンでのペダリングに関する先生の要求も、厳しくなってきましたw



Viva! ピアノライフより、
ピアノのペダルは耳で踏む!?
http://aobapiano.hatenadiary.com/entry/2017/02/19/182615


> 楽譜に記されているペダル記号はあくまでもヒントであって、最終的には演奏者が耳で聞いて使いこなしていかなければならないもの

ヒントですか!(゚Д゚)
そういえば、表現記号も、おおよそのため、ヒントにしか過ぎないと聞いたことはあります。


> ペダルの司令塔は「耳」!

電子ピアノのペダルは響きが少なすぎて濁らないから、厳しいのですよね。単に音をある程度伸ばしているだけみたいな。
レゾナンス機能が充実した音源を搭載した機種だと、設定値を限界まで上げると、生ピアノのようなものすごい響きと濁りに近づくので、そんな方法で耳を鍛えていきたいところです。

その機能を重視してES8を選定したわけですが、もし今後、電子ピアノを買い換える際にも、このへんの機能にはこだわりたいと思っています。
だいたい20万円以上の機種になってしまいますが、そのくらいになると木製鍵盤だったりするので、弾き心地もよくなりそうです。

 | Copyright © 大人のねこふんじゃった All rights reserved. |  Next

 / Template by 無料ブログ テンプレート カスタマイズ