ピアノ奏法

2015年9月から始めたピアノ初心者(♂)です。大人がゼロからピアノを始めた記録です。レッスンに通っています。
2018/02/05(月)

ピアノに合わせる で書いたように、ピアノはその場所や物によって鳴り方がずいぶん違い、弾き方を都度調整する必要があると思っていました。


ところで、よい環境・よいピアノなら、どこでも同じタッチで同じ音で弾けるのだろうか?
という疑問も起こりえます(^^;



ピアノ販売店の日記 から
http://www.hamamatsu-piano.co.jp/diary/9397.html

> 楽器の個性 ピアノには必ず個体差があります

> もちろんメーカーによって音やタッチに特徴や傾向はあるのですが、
> たとえ同じメーカーの同じサイズのピアノであっても個体差が存在します。

> 明るく派手に鳴り響くピアノから深みのある柔らかい音のピアノまで、スッと軽いタッチからモワッと抵抗感あるタッチまで、そうした個々の異なる性格こそアコースティック楽器の面白さ、奥深さなのです。

販売店だから、全部同じ様に調整して売る… というわけではないようで。
違いが面白さ!なのですね。
確かに、初めて触るピアノはなんだかワクワクしますし(^^;




ピアノを習うと身に付く13の力 3 判断力(決断力)より
http://ahk123.exblog.jp/27949466/

> コンサートやコンクールなどでは、いつも自分が使っている自分のピアノを弾くことはできません。そのためどのようなピアノでも響きやタッチなどを一瞬で考えて弾く判断力がなくてはいけません。(略)

子供を対象にしているはずですが、一瞬でそこのピアノに合わせて判断(決断)しなさいとは、なかなか精神力が要求されそうです。
逆に言えば、子供が出るコンクールレベルでも、そこまで考えてステージ上で自力で合わせるのが普通だということなのですね。




ピアノって? より
http://cosmic-classics.hatenablog.com/entry/2017/05/05/202050

> 新品で同じメーカーのピアノであっても、それぞれの環境によって数年後には違う性格(主にタッチ感や音色に表れます。)に育っていくのです。
> 中古ピアノ屋さんには、展示室や倉庫にピアノをたくさんおいてあるお店もありますので、あなたも見かけたらぜひ音を出して弾き比べてみてください。それぞれの個体が持つタッチ感や音色が実感できますし、同時に「同じピアノなのに、こんなに違うんだ!」と驚かれると思いますよ。(^-^)

調整や環境が悪くて個体差があるというよりは、楽器の個性であると考える方がいいのかもですね。




ピアニストが本番のステージで、初めてのピアノにどのように合わせるかを本で読んだことがあります。
最初の2音で鳴り方を把握して適応させると書いてありました。
(;゚Д゚) たったの2音… 私なら最低でも2小節以上は必要…




ピアノを習うと身に付く13の力 には、ピアノに弾き方を適応させる判断力を身に付けるためには、こんなことが書いてありました。

> 判断力と表現力は、ステージ回数が多ければ多いほど、磨かれ、上達度も増します。年に一回の発表会だけでは、正直なところ、経験が足らないこともあり、


本番回数がものを言うのですね。1年に1回では足りないのか…
(´・ω・`)

とはいえ、恐らく、単にぶつけ本番で回数をこなせば上達するものではないのでしょうね。

日程を逆算して入念に計画と準備をし、集中力をもって本番を終えて、反省と対策を考えて分析し、また次へ、という繰り返しの過程が、身になるのではないのかなと思います。
あるいは、真剣度の度合いもあるかも。

知り合い同士の練習会とかだと、あまり緊張もしないけど、なかなかそこまで気合が入らないとも思ったり (^^;;

どちらがよい悪いというのではなく、後者は交流や刺激を受けたり、お話したりするのが目的ですしね。
本番と練習会の両方に出るのがいいのでしょうね。

2018/01/26(金)
先日、アップライトピアノでの演奏を知人宅でやった時、すごく気を使いました…

①響きのバランス

 ピアノって、置いてある環境で響きがえらく変わるんですよね。

 左右のバランスまで違いますよ…
 低音ばかり強調されるよ…
 やばい(;゚Д゚)

 主に、床の素材で変わるのではと思い始めました。フローリングやタイル、絨毯でぜんぜん違います。
 以前、小学校の音楽室で、なんだこれ?全然高音が鳴らないピアノだなーと思って、右手がどんどん強くなっていったのですが、そこは絨毯の部屋でした。
 室内に、柔らかい素材や人の人数が多いと、高音域の音が吸音されるようです。
 この曲は、高音のキラキラ感が徐々に増していく箇所が魅力なのに… ( ´Д`)

 さて、どうする?

 諦める? (ノД`)

 低音を引っ込める? (少しは必要だけど、限度があるしカスカスになりそう)
 右手を強くする? (多少は必要だけど、これだけではないと思う)
 右手の和音の中で調整する? (最高音のタッチを変える!?)

 結局、上記をいろいろ組み合わせて、いいバランスを見つけました w(´∀`*)w


②ペダリング

 ペダルの深さの把握は、グランドでもまちまちなので、それをすぐに把握しないとうまくいきませんが、「音を鳴らさないでピアノの中を覗きながら1~2回踏んで目と足で把握する」とか、「曲の序盤のうちに、少しずつ稼働範囲を調整して耳で判断」でなんとかしています。

 機種にもよるのでしょうが、アップライトだとペダルを離した時に、「ガン!」と金属と木が激突する音が目立つものがあります。
 いや~な音ですよね ( ´Д`)
 激突音がしないように静かにペダルを離すか、ダンパーが効かない範囲でほんの少しだけ踏みっぱなしにして対処しました。
 あと、踏み込み過ぎにも注意!



結局、アコピって、個体差や置かれた環境がまちまちなので、いつもと同じ様に弾いたからといって、同じ音になるとは限らないというのが、難しさでもあり、面白さなのかもしれません。

2017/12/28(木)
今年になってから始めたことの一つに、「正確に弾くことをやめる」というのがあります。


楽譜通りに弾かないということではなく、「間違わないように・正しく弾く」ということを第一目的・意識の中心においてしまうと、ただ弾いてるだけ、音を並べただけの、なんだかツマラナイ演奏になるのでは?と思ったのです。
レッスンでの先生の反応も悪いですしね(^^;

正確に弾けるかどうかは自分の練習段階で終わらせておくことだと考えました。
その上でミスするなら自分の実力だし、プロでもミスすると考えると、もう、ミスは起こっても仕方がないのだと悟り、仮にミスしても驚いたり焦ったりしなくなって、余裕が出ます。

演奏する時はとにかく集中して、正しく間違いなくという意識は度外視し、音楽をよく感じて弾くことを目指しています。
そう強く意識している時は、たとえミスが出ても、流れを止めたくないから、うまくリカバリーしたり突き進むことができる気がしています。
というか、かえってミスしにくくなるのですよね。不思議。



そう考えるに至った根拠はいくつかあるので、ちょっと書き出してみます。



●理由その1

ピアコツからの影響でもあります。
力みを取るという、いわゆる「脱力」のコツの一つでもあるのかもしれません。
心の問題にからんでくる、深いテーマにも思えます。


> ノーミスにこだわると大切なものを失う

> 歌を感じると、気持ちが和み、身体の余分な力が抜けていきます。指をどう動かすのかだけに意識を集中していると、身体の調子のいい時は弾けるが、悪い時は弾けないという波も起こりがちになります。音楽へ気持ちをシフトして弾く習慣をつけていくほうが、指もずっと安定してきます。


●理由その2

脳の仕組みによるもの。

古屋教授の著作・論文を読んでいくと、人間の脳は極めて正確に動作を再現しようとしていても、あえて・わざとミスを混入してくる性質があるらしいのです。
どうやら、進化の過程で、たまに正しいルーチンから少し外れた動きをしてしまうことが、何か新しい発見につながるなど、たまに間違うことが、生物学的・生き残り戦略的には有利であったとされているようなのです。
ピアノ演奏では、困った脳の働きですが、遺伝子がそうさせるなら受け入れるしかありません。
あきらめましょう( ´Д`)



●理由その3

ピアニストでもミスしているらしい。

聞いててぜんぜん分からないですが。。。


※ピアニストはミスする直前に察知して、その1音をわざと音量を少なくしたりして、最小限の被害に収める能力があるそうです。




●理由その4

自分からみて、技術レベルがかなり下の曲や、猛練習した曲でない限り、ノーミスは不可能らしいのです。

http://www.happypianist.biz/music/miss-3-01.htm

>【曲全体を ミスなくパーフェクト】
> 初級 … 真面目に練習 すれば、狙ってとれる
> 中級 … 猛練習 すれば、とれることもある (発表会など)
> 上級 … 猛練習 をしても、滅多にとれない (発表会でも)


ノーミスの録音をアップしようとするのは、かなり難しいことだというのが察せられますね。



●理由その5

そう弾いた方が喜ばれるから。
もしかしたら、これが一番かもしれません。

音楽を感じて弾くことを最も重視していると、聴いてくれた方の反応がぜんぜん違います。なんだか喜ばれたりとかします。
プロの音楽家にも伝わるようで、夏のコンクールの時にもそんな弾き方をしてましたら、賞をもらえたりとかしました。




最後に、私と同じことを考えておられる方を見つけて、共感しています。

名演奏のマニュアル の21から
http://nmayc.la.coocan.jp/manyual/meiennsou/index.htm


> 生徒は、演奏上の記号に従い、それを忠実に演奏する事に全ての情熱を向けてしまい、本来作曲家が伝えようとするメッセージに興味を示さない、あるいはそれは才能がさせる物と勘違いをしてしまう。


ピアノ学習者が「正確に弾こう」とするだけの演奏になるのは、実はありがちなのかもしれません。
それは先生の責任でもあるとも思いますが、難しいところなのかもですね。

2017/12/22(金)
トレモロは手首で!
動画は1分38秒あたりから。




クリスマス用に戦メリの初級版を練習していますが、ラストの左手のトレモロが8分音符に簡略されていたので、ここはちゃんとトレモロで弾こうと思いました。(ただし16分音符くらいで)

右手では高速にできますが、左手はちょっと遅いのですよねー

カラオケでこの曲を左手の振り付けで踊るしかないですかね (違

2017/12/14(木)
私は生来、右利きですが、17年ほど前に利き手を変更して、ほぼ左利き生活です。
以前にも触れましたが、仕事とゲームで右手を酷使しすぎて故障してからというもの、そもそも生きていく上で、利き手だけに負担をかけ続けるのは肉体的に不合理では?と悟り、利き手変更に至ったのです。

両効きだと便利そうとか、左利きのフリをするとカッコいいかも? というヘンな理由も少しはありましたが(^^;
新しい動作を左手に教える際、最初はすっごく不器用なのが、右手を先生にしたりして教え込んでいくと、みるみる器用になって成長していく姿を見るのも楽しいです(^^


そんな経緯もあり、ピアノを始めた当初から、
「体の声に耳を傾け、故障しないように気をつける」
「負担の少ない楽な弾き方を目指す」
「体の使い方を洗練させる」
ということは、とても重要度が高いのではないかと予想して、今に至ります。



楽でなければ良い音楽ではない|ピティナ より
http://www.piano.or.jp/report/03edc/point100/2009/11/27_9725.html

> 思った音が出せる、というのが真のテクニックです。
> そして、「楽」でなければ、良いテクニックではなく、良い音は出せません。

哲学的ではありますが、これってかなり本質を突いた言葉のような気がします。




村田ピアノ音楽院|脱力奏法の科学的検証 より
http://www.muratapiano.com/unfinish/handproblem3.html

> また、決定的にどの人にも言える事は,年齢的に10代、20代、30代、40代・・・と年齢がかさむ度に、筋肉、腱鞘などは加齢で段々弱くなっていくため、若い頃と同じ気持ちで無理な弾き方をすると,いとも簡単に痛みや故障になってしまう事も多く、おそらくある年齢に達すると上記の様な理由で演奏活動から遠ざかってしまう人もいるはずです。


子供の頃から弾いている方でも、中年になってから故障しやすくなったという話をしばしば見かけます。
大人(中年以降)から始めたピアノは、そもそも故障しやすい所からスタートしているということを、念頭においてた方がよさげなのでしょうね。
年齢とともに、より負担のかからない奏法に切り替えていく必要があるのかもしれませんし。



ピアニストのための脳と科学の教科書|ピティナ より
http://www.piano.or.jp/report/03edc/brain/2010/12/27_11916.html

> 私たちは同じ音を様々な身体の使い方で出すことができるため、ある音を出すのにも、身体に負担が少ない弾き方とそうでない弾き方があります。したがって、適切な姿勢や身体の使い方、エコ・プレイを探求し、実現していくことで、同じ時間練習しても、身体を傷めるリスクは減ります。

古屋先生の著作では、ピアニストは「省エネ」「肉体の負担を軽減する」奏法をしていることが科学的に検証されています。
「省エネ」な奏法は、「脱力」とも深い関係があるようです。




「脱力」を習得しないと上達しないというのは、多くの人が言う言葉ですが、曲の練習だけで自然に到達できるものではなく、長年のレッスンの中で徐々に会得していったり、発想の転換や自己研究が求められているのではないかと考えます。


> プロ、アマチュアに関わらず、健やかな演奏生活を生涯にわたって実現するためには、傷めてからの対処療法よりも、演奏者に対する「正しい身体教育」が不可欠なのです。

これはもう、激しく同意ですね。最初から予防したいです。中年に無理は禁物!(;´∀`)

この本はプロ・アマを問わず、ピアノ弾きに必須な知識と思いました。





ピアノろまん:手を痛めないように
https://hajimetepiano.blogspot.jp/2013/12/blog-post_15.html


> ピアノを弾いて痛くなる」というのは明らかに間違っています。年を取ると余計筋を痛めたりしてピアノが弾けなくなります。はじめからやるのがいいですが、変だなと思ったその時点からでも、先生について力を抜いて弾ける弾き方を学びましょう。

ピアノの入門から「脱力」を目指すのがいいのですね。
また、自力で「脱力奏法」に到達するのは、すごく難しいのかもしれません。



そんなわけで、ピアノの趣味を長く続けつつ、できれば僅かずつでも上達したいと思う私は、
「楽な弾き方」 「脱力」 を追求することが、必須であり、近道なのかなと感じています。
上級者がこれを聞けば、「そんなの当たり前」と言われるかもしれませんけど(^^;



アレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス等は「脱力」のためのメソッドではありませんが、科学的なボディマッピングの概念、気付きを得る、不要な力みを無くすという基本理念が、結果的に「脱力」につながると予想しています。

このブログの右側リンクや過去記事からも、私がそういう思想に傾倒しつつあることに気付いておられる方がいるでしょうね(^^;

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